【巨人移籍】なぜリチャードはトレードされた?ソフトバンクが手放した理由と今後の展望

リチャード選手が2025年5月、突如としてソフトバンクから読売ジャイアンツへトレードされました。

ウエスタン・リーグで5年連続本塁打王という輝かしい実績を誇りながらも、一軍では伸び悩んだ時期がありましたが、今季は開幕スタメンを勝ち取るなどチャンスも与えられていました。

そんな中での移籍は、球団の戦略的判断ともいえるでしょう。本記事では、ソフトバンクがリチャードを放出した理由と、巨人での今後の展望を丁寧に解説します。

目次

ソフトバンクがリチャードをトレードに出した理由

リチャード選手
引用元:女性自身

2024年シーズン終了後、リチャード選手はソフトバンクとの契約交渉で現状維持(推定年俸1000万円)の提示を受けましたが、契約を保留。報道によると「ケガ待ちのような立場なのか」と不満を漏らしたとされ、本人の中にも出場機会への不安があったようです。

それでも球団は保有権を保持し続け、現役ドラフトにもかけられず、くすぶった状態が続いていました。そして2025年チャンスがやってきます。

2025年シーズンには初の開幕スタメンとして起用され、6試合連続でスタメン出場し、レギュラー獲得に向け、本人も球団も最大のチャンスととらえたでしょう。

しかしながら、打撃成績は22打数2安打、打率.091、12三振と低迷し、4月5日に二軍へ降格しました。その後、二軍での調整が続き、一軍への再昇格はありませんでした。

リチャード選手はウエスタン・リーグで複数年にわたって本塁打王に輝きながらも、一軍では結果を残しきれず、成長の機会を球団は与えきれず、本人も活かしきれなかったとも言えるでしょう。

そうした中、2025年5月、読売ジャイアンツとの2対1のトレードが発表され、ついに環境が変わることになります。ホークス側としては、即戦力の左腕・大江竜聖投手や若きスラッガー・秋広優人選手を獲得できる交換材料として、リチャードを手放す判断をしました。

この決断は、本人の意思ではなく、あくまで球団判断によるトレードであり、今後の活躍次第では「放出は失敗だった」と言われる可能性もある注目の動きです。むしろそのように見返して欲しいものです。

読売ジャイアンツがリチャードを獲得した狙いと契約内容

巨人ロゴ
引用元:スポーツ報知

読売ジャイアンツがリチャード選手を獲得した背景には、主砲・岡本和真選手の離脱が大きく影響しています。2025年5月6日の阪神戦で岡本選手が左肘を負傷し、靱帯損傷と診断され長期離脱となりました。これにより、チームは「右打者で長打力のある内野手」の補強が急務となり、リチャード選手に白羽の矢が立てられました。

リチャード選手は、189cm・118kgの恵まれた体格を持ち、長打力が魅力のスラッガーです。ソフトバンク時代にはウエスタン・リーグで本塁打王に輝くなど、将来の中軸候補として期待されていました。一方で、一軍での打撃成績は安定せず、2021年から2024年までの通算打率は.160、本塁打10本、打点27にとどまっていました。

今回のトレードでは、巨人から秋広優人内野手と大江竜聖投手がソフトバンクへ移籍し、リチャード選手が巨人へ加入する2対1の交換となりました。リチャード選手は背番号「52」を背負い、即日一軍に合流しました。
ジャイアンツ

阿部慎之助監督は、リチャード選手の長打力に期待を寄せており、「一日でも早く一軍で試合に出られるように」とコメントしています。また、編成本部長の吉村禎章氏も「彼の魅力はパワーと長打力。チームとしては、ずっと前からリストアップしていた」と述べています。
ジャイアンツ

リチャード選手自身も、「ジャイアンツのユニホームを着て今日から野球ができる喜びと感謝の気持ち」と語り、新天地での活躍に意欲を見せています。

移籍後のリチャードの起用法・現在の成績

リチャード選手
引用元:full-count

2025年5月12日に読売ジャイアンツへ移籍したリチャード選手は、即日一軍に合流し、背番号「52」を背負ってプレーを開始しました。阿部慎之助監督は、主砲・岡本和真選手の離脱によって生じた打線の穴を埋める存在として、リチャード選手の長打力に期待を寄せています。

移籍後初出場となった5月13日の試合では、7番サードでスタメン出場を果たし、早速4打数2安打(1四球)内、1本塁打を記録し、移籍後、即活躍を果たしました。今後、かなり期待のもてる華々しい移籍デビューとなりました。

守備面では主に三類手または一塁手として起用されることが想定され、ジャイアンツの苦しい台所事情を鑑みると当面スタメンで使われ続けるでしょう。阿部監督はリチャード選手について、「彼のパワーと長打力はチームにとって大きな武器。今後も状況に応じて起用していきたい」とコメントしています。

リチャード選手自身も、「新しい環境で自分の力を試すチャンスをいただき感謝しています。チームの勝利に貢献できるよう全力を尽くします」と意気込みを語っています。

ファンやSNSの反応と、今後の展望

引用元:XXX

2025年5月12日に発表されたリチャード選手と秋広優人選手・大江竜聖投手の2対1のトレードは、プロ野球ファンに大きな衝撃を与えました。SNS上では「え? え? マジなの?」「ちょっと待って理解が追いつかん」など、驚きの声が多数上がりました。

一方で、リチャード選手の新天地での活躍を期待する声も多く見られました。「リチャードがホームラン打ちまくるところみたい「環境が変わって覚醒する可能性に期待」といったポジティブな意見が寄せられています。

リチャード選手自身も、移籍後の記者会見で「驚きと、僕が今このユニホームを着て今日から野球ができるっていう喜びと感謝の気持ち」と語り、新たな環境での活躍に意欲を示しています。

今後、リチャード選手が巨人でどのような活躍を見せるのか、ファンの期待が高まっています。彼の長打力がチームの戦力としてどのように活かされるのか、注目が集まります。

まとめ

リチャード選手の読売ジャイアンツ移籍は、ソフトバンク側のトレード判断によって実現しました。育成ドラフト出身ながらも二軍での長打力を武器に支配下登録を勝ち取り、一軍では伸び悩んだ時期もありましたが、2025年シーズン途中にチャンスが巡ってきました。

主砲・岡本和真選手の離脱をきっかけに、巨人は長打力補強としてリチャードを獲得。背番号「52」を背負い、新天地での初本塁打を皮切りに徐々に存在感を発揮し始めるでしょう。

SNSでは「このトレードは神」といった声や、「覚醒してソフトバンクを後悔させてほしい」など、期待と注目が高まっており、今後の活躍次第ではキャリアを大きく好転させる転機となるかもしれません。

今後、リチャード選手が巨人の中軸に定着できるのか、そしてトレードが「正解」だったのかが問われるシーズンとなりそうです。

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