日本の女性シンガーソングライターであり、フォークソング・ポップス・ジャズといった幅広いジャンルで活躍を続けている森山良子さん。
近年も精力的にコンサート活動を行っており、若い世代からシニア層まで幅広く支持されています。
今回は森山良子さんの家系図について確認しながら、深堀りをしていきたいと思います!
最後までお付き合いください!
【画像】森山良子の家系図がすごい!
筆者作成
森山良子さんは、1984年に東京都で誕生。父はトランペット奏者でジャズ歌手の森山久さん、母は元ジャズシンガーの浅田陽子さんという音楽一家に育ちました。「音楽は血筋」と言われるほど、親子二代にわたってその才能が受け継がれています。
また、良子さんの親戚には俳優や声優など芸能界で活躍する人物も多く、まさに芸能一家といえるでしょう。今回はそんな森山家の家系図をたどりながら、森山良子さんのルーツや家族のつながりについてご紹介します。
森山良子さんの家族構成・家系図
父:森山久
引用元:CREA
森山久は、アメリカ・サンフランシスコ出身の日系2世で、日本のジャズ界の草分け的存在として知られるトランペット奏者です。14歳でホルンを始め、後にルイ・アームストロングの演奏に強く感銘を受け、トランペットに転向しました。
ロサンゼルスのパシフィック・カレッジで音楽を学び、1934年に職を求めて単身日本へ渡ります。来日後は、日本コロムビアの専属スタジオミュージシャンとして活動し、赤坂の有名ジャズホール「フロリダ」などでも演奏しました。1937年には、自身が演奏を手がけた日本初のブルースレコード「霧の十字路」を発表し、日本の音楽シーンに新風を吹き込みました。
戦時中はNHKの海外向け放送にも参加し、戦後は松本伸とともに「ニューパシフィックバンド」を結成して活動を再開。森山久さんは1990年に亡くなりましたが、日本のジャズ黎明期を築いた重要人物として今も語り継がれています。
母:浅田陽子
浅田陽子さんは日本のジャズシンガーであり、フォーク歌手・森山良子さんの母としても知られています。オペラ歌手を志望していたものの、ビッグバンドでジャズを歌うシンガーとして活動しました。
また、母:陽子さんの姉はジャズシンガーのティーブ釜萢と結婚しており、その息子がミュージシャンのかまやつひろしであることから、音楽一家としても知られています。
浅田陽子の詳細な生年月日や出身地などの情報は公表されていませんが、彼女の音楽活動や家族との関係から、日本の音楽史における重要な人物の一人と位置づけられていることは間違いなさそうですね。
息子:森山直太朗
引用元:森山直太朗スタッフInstagram
森山直太朗さんはシンガーソングライターであり俳優でもあります。母はフォーク歌手の森山良子、父は元グループ・サウンズのミュージシャン、ジェームス滝さんです。
成城学園初等学校から成城大学経済学部まで一貫して同校に通い、学生時代はサッカー部のキャプテンを務めるなど、プロサッカー選手を目指していました。しかし、大学在学中に音楽活動を開始し、井の頭公園などで路上ライブを行うようになります。1999年に大学を卒業後も就職せず、音楽活動に専念しました。
2001年にインディーズでデビューし、2002年10月にミニアルバム『乾いた唄は魚の餌にちょうどいい』でメジャーデビューを果たします。
2003年にリリースしたシングル『さくら(独唱)』が大ヒットし、NHK紅白歌合戦にも初出場しました。その後も『夏の終わり』『太陽』『風花』などの楽曲を発表し、2005年には母・森山良子と紅白で親子共演を果たしています。また、俳優としても活動し、2014年のドラマ『HERO』や2020年の朝ドラ『エール』に出演しました。
元夫:ジェームス滝
引用元:森山直太朗officialX
ジェームス滝さんは日本の元グループ・サウンズミュージシャンであり、シンガーソングライター・森山直太朗さんの実父としても知られています。18歳からナイトクラブでジャズ歌手として活動を開始し、22歳で「横田年昭とリオフラウティスト」のソロボーカリストとして参加。
その後、キングレコードよりソロデビューを果たしました。1975年に歌手・森山良子さんと再婚し、1976年に直太朗をもうけましたが、1986年頃に離婚しています。晩年はライブハウスでスタンダードジャズやポップスを中心に活動し、S&S(シンプル&ソフト)のヴォーカルも担当しました。2023年12月、肺がんのため79歳で逝去されました。
従兄:かつやまひろし(ムッシュかまやつ)
引用元:デイリースポーツ
ムッシュかまやつさんは日本のミュージシャン、シンガーソングライター、俳優。東京都出身で、父は日系アメリカ人ジャズ歌手のティーブ・釜萢。青山学院高等部在学中に歌手デビューし、米軍キャンプなどで活動しました。
その後、ロカビリーや歌謡曲に転向し、「ワゴンマスター」などで日劇ウエスタンカーニバルに出演。1960年代には「ザ・スパイダース」に参加し、「バン・バン・バン」などのヒット曲を手がけ、GS(グループサウンズ)ブームを牽引しました。
1975年には吉田拓郎さん作詞作曲の「我が良き友よ」が大ヒットします。晩年まで精力的に活動を続け、世代を超えた音楽人として支持を集めました。2017年、膵臓がんのため78歳で死去されています。
森山良子さん 学歴・経歴
森山良子さんの幼少期は森山良子さんは、1948年1月18日、東京都渋谷区に生まれました。父はジャズトランペッターの森山久さんで、音楽一家に育ちました。高校時代には、フォークシンガーのジョーン・バエズに影響を受け、同級生とフォークバンドを組んで文化祭などで演奏していました。その後、大学には進学せず、音楽活動に専念しました。
- 小学:成城学園初等学校
- 中学:成城学園中学校
- 高校:成城学園高等学校
- 大学:進学せず音楽活動へ
森山良子さんは中学時代にカントリー&ウエスタンのバンドを組み、ハンク・ウィリアムズやスキータ・デイヴィスの曲を演奏していました。この経験が、森山良子さんの音楽的幅を広げる一因となりました。
またその後の経歴は
- 「この広い野原いっぱい」でデビュー(1967年)
- 「さとうきび畑」再ブレイク(2001年)
- 息子、森山直太朗と共演・家族音楽活動(2000年以降)
など、幅広い分野で活躍をします。とくに森山良子さんと直太朗さんのテレビ共演や共演ライブは、親子共演の温かさと実力を印象づけ、さらに2022年にはNHK『SONGS』での共演も話題になりました!
息子の直太朗さんのブレイクにより、森山良子さんも再び脚光を浴びる形となり、親子関係として充実している姿が確認できました。

2001年発表の反戦歌「さとうきび畑」は、戦争の悲惨さを歌い、TBSドラマの主題歌としても話題となった森山良子の代表作ですが再ブレイクのきっかけは何だったの?

それは、森山さんが一息に25回「ざわわ」を歌う構成が話題となり、再評価されるきっかけとなったんだよ。この曲は良子さんの平和への思いを象徴した作品で、代表作と言ってもよいよね。
【画像】森山良子の英語力は父のおかげ?娘・息子との関係は?
森山良子の英語力は父のおかげ?
引用元:森山良子公式Instagram
森山良子さんの英語力には、父・森山久さんの影響が大きいとされています。
森山久さんはジャズトランぺッターで、アメリカ文化や音楽に精通しており、家庭内でも英語を使う環境が自然にあったそうです。森山良子さんは、英語の発音や表現に優れており、フォークやジャズ、洋楽のカバーなどでその語学力が活かされています。
また、森山良子さんは音楽番組などで流暢に英語を話す姿を見せることもあり、父の影響で幼少期から英語に親しんでいたことが、今の歌手活動にも大きく貢献しています。
森山良子と娘・息子との関係は?
直太朗さんとの関係性
引用元:森山良子公式Instagram、ニッポン放送
森山良子さんと息子・森山直太朗さんは、単なる親子という関係を超えて、音楽家同士としても強い絆で結ばれています。直太朗さんが音楽の道を本格的に志すようになったのは、母・良子さんの何気ないひと言がきっかけだったそうです。
自作曲「さくら(独唱)」を他の歌手に提供しようとした際、良子さんは「これはあなたが歌うべき曲よ」と背中を押し、直太朗さんは自ら歌う決意を固めたのです。この曲は後に大ヒットし、直太朗さんの代表作となりました。
また、二人は音楽番組やコンサートなどで共演することも多く、母子ならではの自然体なやりとりや、深い理解に裏打ちされたハーモニーが多くのファンの心をつかんでいます。良子さんは直太朗さんについて「私よりずっと繊細で、音楽に真摯な人」と語り、直太朗さんも「母は自分にとって最大の理解者であり、尊敬する音楽人」と公言しています。
奈歩さんとの関係性
引用元:Instagram
森山良子さんと娘・奈歩さんの関係は、音楽一家ならではの自由で寛容な家庭環境の中で育まれた、深い信頼と愛情に基づいています。良子さんが多忙な音楽活動で家を空けることが多かったため、奈歩さんは祖父母と過ごす時間が多く、個性的な友人を家に招いても、家族は偏見なく温かく迎え入れてくれたと語っています 。
奈歩さん自身も音楽の道を歩み、1999年から2005年までウクレレコーラスデュオ「Petty Booka」の2代目ペティとして活動し、その後ソロシンガーとしても活躍しました 。2006年にはお笑いコンビ「おぎやはぎ」の小木博明さんと結婚し、2009年に第一子を出産。良子さんにとって初孫となり、家族の絆はさらに深まりました 。
現在、良子さんと奈歩さん一家は二世帯住宅で隣同士に住み、日常的に行き来するほどの親密な関係を築いています 。良子さんは、娘婿の小木さんとの初対面時のエピソードをユーモアを交えて語るなど、家族全体が和やかな雰囲気に包まれていることが伺えます 。
このように、森山良子さんと奈歩さんの関係は、音楽とユーモアに彩られた家庭環境の中で、世代を超えた深い絆と信頼によって支えられています。
森山良子のプロフィール・SNS
引用元:森山良子オフィシャルサイト
プロフィール
- 名前:森山良子(もりやまりょうこ)
- 生年月日:1948年1月18日
- 年齢:77歳(2025年5月現在>)
- 出身地:東京都渋谷区
- 血液型:B型
- 趣味:読書、裁縫
- 特技:料理
- 所属事務所:エンジェルソング
SNS
- Instagram URL:https://www.instagram.com/ryoko5699/
- YouTube URL:https://www.youtube.com/@MUSICLiverary
- オフィシャルサイト URL:https://www.ryoko-moriyama.jp/


森山良子さんがInstagramを始めたきっかけは何だったのかな?

2020年のコロナ禍で音楽活動が制限される中、森山良子さんはInstagramを開始。久々のステージで涙した投稿に「それがライブ」と励まされ、SNSがファンとの新たな交流の場となったようで現在も日常や活動を発信中みたいだね!