【画像】千葉真一と野際陽子の離婚理由はなに？子供は現在何してる？

千葉真一さんと野際陽子さんは、人気ドラマ『キイハンター』での共演をきっかけに親交を深め、1973年に結婚しました。その後、一人娘の真瀬樹里さんを授かり、芸能界きってのおしどり夫婦として多くの人々に親しまれてきました。

当時、肉体派アクション俳優の千葉真一さんと、元NHKアナウンサーでフランス留学経験もある“お嬢様女優”の野際陽子さんという異色のカップルは大きな話題を呼びました。

とはいえ、そんな二人にも少しずつすれ違いが生まれていきます。互いの生き方を尊重しながらも、歩む道が分かれた結果、1994年に離婚という決断に至りました。

今回は、そんな二人の出会いから別れまで、その背景にある人生観に触れながら、ひもといていきたいと思います。どうぞ最後までお付き合いください。

【画像】千葉真一と野際陽子の離婚理由はなに？

引用元：NEWSポストセブン

離婚報告

引用元：zakⅡ

千葉真一さんと野際陽子さんの離婚は、互いを思いやる気持ちと深い信頼があったからこそ成り立った、成熟した別れだったのかもしれません。

離婚会見では、野際陽子さんが「私のわがままです。彼がハリウッド進出のため米国にいるのがほとんどで、千葉真一の妻という感覚が希薄になりフッと忘れてしまうことが多くなった」と語り、千葉真一さんも「映画バカで夢を追いすぎて家庭を顧みなかった」と述べ、二人の別れが丁寧に話し合いを重ねて決断した円満なものであったことがうかがえます。

また、野際陽子さんは、親しい友人にこんなふうに語っていたそうです。

「私たちの結婚生活は完成したの。つまり、離婚ではなくて、完婚。だから、すっきり別れられたのよ」

引用元：文春オンライン

いかにも野際陽子さんらしい知性を感じさせる言葉でした。

きっと二人は迷いや葛藤も抱えていたことでしょう。だからこそ選んだ別れという道は、単なる終わりではなく、ある意味“完成”されたかたちだったのかもしれません。

お二人の結婚後は以下のようなことがありました。

笑い合えた日々も、すれ違いに胸を痛めた日もあったことでしょう。そんな日々を経て選んだ別れという道が二人にとって最善の選択だったのかもしれません。

離婚理由

離婚理由①日本とアメリカの生活拠点のすれ違い

引用元：modelpress モデルプレス 、Cinema Cafe.net シネマカフェ

夢を追う夫、地に足をつけたい妻、すれ違いの果てに選んだ別れの道

千葉真一さんと野際陽子さんの離婚の背景には、生活の拠点や仕事に対する価値観の違いがあったと考えられます。

二人は1973年に結婚し、長女・真瀬樹里さんにも恵まれ、“おしどり夫婦”として多くの人々に親しまれてきました。しかしその後、千葉真一さんはアクション俳優としてハリウッド進出を果たし、アメリカを拠点に活動を本格化。一方の野際陽子さんは、日本での女優業に情熱を注ぎ、国内にとどまることを選びました。

日本とアメリカという別々の地で、それぞれが自分の道をまっすぐに進もうとした結果、二人は少しずつ歩む道が分かれていったのかもしれません。

離婚の理由について、千葉真一さんはこう語っています。

なぜ別れたのかというと、僕は映画の夢を叶えるために、どうしてもアメリカに行きたかった。でも彼女は日本で女優を続けたいし、向こうで暮らす自信もないと言う。あくまで僕の夢のために『別れよう』と切り出したのは彼女の方でした。財産分与も慰謝料もなし。『一時的に別れよう』そんな感じだったのです。

引用元：NEWSポストセブン

つまり、二人の離婚は人生の選択の違いがもたらした、必然ともいえる決断だったのかもしれません。夢を追う千葉真一さんと、地に足をつけて日本で女優を続けたい野際陽子さん。人生の方向性や価値観の違いが、ひとつの区切りをもたらしたのでしょう。

離婚理由②数億円規模の借金問題

引用元：Sponichi Annex スポニチ 、JIJI.com 時事通信社

“俳優やスタントマンを育てる”という夢にかけて、背負うことになった数億円の借金

千葉真一さんと野際陽子さんの離婚の背景には、千葉真一さんが抱えた多額の借金問題が離婚に至った理由の一つとも言われています。

当時、結婚10年目が過ぎようとしていた頃、千葉真一さんは飲食店事業に乗り出すも経営に失敗。数億円規模の借金を背負うことになったと報じられています。こうした中で、野際陽子さんは夫を責めることなく自身の収入で家計を支えながら、共に苦しい時期を乗り越えようと努めていたといいます。

また、芸能関係者は、当時の様子をこう振り返っています。

「千葉さんはJACや映画プロデュースにのめり込み、家に帰るのは1年のうち3日くらい。その上、事業に失敗して数億円規模の借金を抱えてしまった」（前出・芸能記者）

引用元：NEWSポストセブン

年に数日しか家に帰れない生活が続く中で、夫婦の間には埋めがたい心の溝が生まれていったのかもしれません。仕事、夢、そして借金。いくつもの積み重ねが二人の心に深い隔たりを生み、やがて別れという選択へとつながっていったようにも思えます。

それでも二人は最後まで互いを責めることなく、それぞれの立場でできる限りの努力を重ねていたその姿勢こそが、夫婦としての誠実な在り方だったのかもしれません。

離婚理由③女優として生きる選択

引用元：週間女性PRIME 、Sponichi Annex スポニチ

“女優”でいることが、何よりも楽しかった。野際陽子さんが貫いた“自分らしさ”

野際陽子さんと千葉真一さんが離婚に至った背景には、野際陽子さんが“女優として生きる道”を貫いたことが、要因の一つとしてあったのではないでしょうか。

かつて、インタビューで野際陽子さんは「女優という仕事が、どんどん楽しくなっていったんです」と語り、そして、その言葉を裏づけるように「女優でいることが、何よりも楽しかった」とも話しています。

結婚当初、野際陽子さんは家庭を大切にしながらも女優としての仕事を続けたいと考えていたといいます。一方で、千葉真一さんは家族でのアメリカ移住の実現に向けて動いており、野際陽子さんにとって日本での女優としての活動を手放すという選択肢はありませんでした。

また、1992年に放送されたテレビドラマ『ずっとあなたが好きだった』では、冬彦役を演じた佐野史郎さんと、息子を溺愛するしたたかな母親役を演じた野際陽子さん。その存在感のある演技が大きな話題となり社会現象ともいえる大ヒットを記録しました。

この作品をきっかけに、野際陽子さんはTBSドラマの常連としての地位を確立し、その印象深い演技は今なお多くの人の記憶に残っています。

この“女優としての充実した日々”こそが、夫婦の歩む道を徐々に分けることになったのかもしれません。野際陽子さんにとって、演じることは生き方そのものであり、それを貫くことこそが自分らしく生きるための自然な選択だったのではないでしょうか。

【画像】千葉真一と野際陽子の子供は現在何してる？

娘：真瀬樹里

引用元：婦人公論.jp

1975年1月1日生まれで、2025年6月現在、50歳になられています。

「樹里」という名前は、千葉真一さんが「いつかアメリカに進出しハリウッドで活躍してほしい」という願いを込めて名づけたものだそうです。アメリカでも呼びやすいように、「ジュリ」という響きを意識したといいます。

そんな真瀬樹里さんは、幼い頃から両親の映画撮影や舞台の現場にたびたび足を運び、その姿を間近で見て育ったことで、演じることの魅力に心を動かされたそうです。そして、わずか5歳の時には「女優になりたい」と目標を持つようになり、その夢の実現に向けて歩み始めました。

また、幼少期からピアノ、バイオリン、ボイストレーニング、バレエ、日本舞踊、水泳、スキーなど多彩な習い事を通して、表現力と身体能力をバランスよく養ってきた真瀬樹里さん。特に父親譲りの殺陣（たて）の技術は高く評価され、1997年の時代劇『寺子屋ゆめ指南』では、父・千葉真一さんと剣を交える剣士役で共演し大きな注目を集めました。

さらに2004年のハリウッド映画『キル・ビル VOL.1』では、クレイジー88の一員として出演し、印象的な殺陣と演技を披露。殺陣指導にも携わり、作品全体に迫力と躍動感をもたらしました。

名優の血を受け継ぎつつ、自らの努力で道を切り開いてきた真瀬樹里さん。その姿は今もなお多くの人の心を動かし続けているのではないでしょうか。

【画像】千葉真一と野際陽子の離婚後の活動は（恋愛・仕事状況）？

千葉真一の離婚後の活動

引用元：シニアライフ総研

離婚という人生の節目を迎えてもなお、千葉真一さんは俳優としての信念を揺るがせることはありませんでした。その情熱と挑戦心は、日本にとどまらず新たな可能性を求めてアメリカに活動の拠点を移すようになります。

また、ハリウッドでは『サニー千葉』の名で知られ、クエンティン・タランティーノ監督の『キル・ビル』への出演を機に、国際的な注目を再び集めました。

この作品での演技力が高く評価され、『第30回サターン賞』では助演男優賞にノミネート。武道に裏打ちされた息をのむようなアクションと圧倒的な表現力でアメリカの観客をも魅了し、国際的な俳優としての地位を確かなものにしました。

晩年には再び日本に戻り、映画、テレビ、舞台と多岐にわたるフィールドで活躍。年齢を感じさせないエネルギッシュな姿勢と、常に挑戦し続ける姿は多くの人々に感動と勇気を与えました。

離婚を経てもなお、千葉真一さんが歩んだ道は、まさに“俳優として生きる”という信念そのもの。変わらぬ情熱で挑み続けたその姿は、アクション俳優の理想像を象徴する存在となり、今も多くの人の心に深く刻まれています。

野際陽子の離婚後の活動

引用元：JIJI.com 時事通信社

離婚を発表した後も、野際陽子さんは女優としての活動を止めることなく、演技の幅を広げていきました。母親役や姑役といった家庭内の女性像を気品とリアリティをもって演じるその姿は、多くの視聴者の共感を集めました。

特に、TBSドラマ『ずっとあなたが好きだった』では、息子を溺愛するしたたかな母親役を演じて話題に。続く『ダブル・キッチン』では、前作と対照的に、明るくおせっかいな姑を演じ多くの視聴者の心をつかみました。

さらにテレビドラマにとどまらず、舞台やラジオ、吹き替えなど幅広いジャンルでも活躍し、そのひたむきな姿勢は、まさにプロフェッショナルの姿そのものでした。

知性と品格、そして凛とした存在感をあわせ持つ野際陽子さんは、世代を超えて多くの女性たちから支持されてきました。キャリアと家庭の両立に真摯に向き合い、自分の信念を大切にしながら歩んできたその姿は、多くの人々の心に深く残っています。

年齢や立場にとらわれず、自分らしい人生を選び続けた彼女の生き方は、今を生きる私たちにとって、希望と勇気を与えてくれる存在となっているのではないでしょうか。

千葉真一と野際陽子のプロフィール・SNS

千葉真一

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野際陽子

引用元：JIJI.com 時事通信社

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