女優・歌手・舞台俳優として多方面で活躍する松たか子さん
映像・音楽・舞台すべてにおいて誠実に表現を追求し、幅広い世代から信頼と共感を得ています。
今回は松たか子さんの家系図について確認しながら、深堀りをしていきたいと思います!
最後までお付き合いください!
【画像】松たか子の家系図がすごい!
筆者作成
松たか子さんは、1977年6月10日、父・松本白鸚さん(当時は二代目松本幸四郎)、母・藤間紀子さんの次女として東京都に生まれました。松たか子さんの家系は、歌舞伎界および舞台芸術の世界で長い歴史と伝統を持つ名門であり、父・松本白鸚さん、兄・十代目松本幸四郎さんをはじめ、家族全員が芸能や音楽の分野で活躍しています。
こうした環境の中で育った松たか子さんは、家族の影響を受けつつも、女優・歌手として自らの個性を生かした独自のキャリアを築いてきました。
それでは、松たか子さんの家族環境について確認していきたいと思います!
松たか子さんの家族構成・家系図
父:二代目 松本白鸚さん
引用元:デイリー新潮
二代目 松本白鵬さんは、歌舞伎俳優・八代目松本幸四郎さん(初代松本白鸚)の長男として生まれ、1946年に『助六』の外郎売の伜役で初舞台を踏みました。その後、1949年に六代目市川染五郎、1981年に九代目松本幸四郎を襲名し、2018年には二代目松本白鸚を襲名しています。
舞台『ラ・マンチャの男』では、初演が1969年で通算上演回数が2024年の時点で1300回以上とされているなかで、80歳を超えても現役主役を務めるという長年にわたる功績があります。また映画やテレビドラマにも多数出演し、幅広い演技力で知られています。
松たか子さんは、父・松本白鸚さんと共演したミュージカル『ラ・マンチャの男』での思い出を語っています。演出も兼ねていた父から細かな指導を受け、「何がラ・マンチャだ!」と反発を覚えたこともあったといいます。しかし舞台初日、父から「長い俳優人生の中の1回だと思ってのびのびやりなさい」と言葉を受け、その重みが心に残ったそうです。
母:藤間紀子
引用元:毎日キレイ
藤間紀子さんは、福岡県福岡市出身の女性実業家で、福岡女学院中高、慶應義塾大学文学部を卒業。歌舞伎名門「高麗屋」の女将として夫・松本白鸚さんや家族を支え、株式会社松本幸四郎事務所の社長を務めています。またエッセイストとしても活躍し、歌舞伎界の裏側や家族の日常、着物文化などを紹介し、多方面で活躍しています。
松たか子さんは、幼稚園時代に紀子さんへ謝罪の手紙と一緒に千円札を添えたというユニークなエピソードを明かしています。何かで母に叱られ「ごめんなさい」と書いた手紙に、お年玉などで貯めた大切な千円を包んで渡したのだそうです。
「これでなんとか…みたいな」と振り返り、紀子さんもその手紙と千円札を今でも大切に保管しているそうです。温かくもユーモラスな、親子の絆が感じられるエピソードですね。
兄:十代目 松本幸四郎
引用元:日刊スポーツ、
十代目松本幸四郎さん(本名:藤間照薫)は1973年1月8日生まれ高麗屋の名跡を継ぐ歌舞伎俳優で、1979年に三代目松本金太郎として初舞台をふみ、1981年に七代目市川染五郎を襲名しました。2018年には父・松本白鸚、娘・松たか子とともに三代同時襲名で十代目松本幸四郎を継いでいます。
古典から新作まで幅広い演目に出演し、日本舞踊松本流の三世家元としても活躍し「SAI」など舞踊作品の創作にも取り組んでいます。現代劇や映像作品にも精力的で、映画『ラヂオの時間』『阿修羅城の瞳』や2024年公開の『鬼平犯科帳 血闘』などにも主演していて自身の表現を広げつつ、伝統を守り続ける姿勢が高く評価されています。
松たか子さんが芸能界入りを決めた際、兄・松本幸四郎さんは「他にやれる仕事があるのに、なんで同じ世界に来るの?」とやんわり反対したそうです。すると松さんは「そんなこと、本気で考えてる人に言われる筋合いない」ときっぱり返答したそうです。これをきっかけに、家族の会話が自然と弾むようになったといいます。
このやり取りにファンからは「さすが松たか子、芯が強い」「兄妹らしい素直なぶつかり合いが微笑ましい」「こんなに正直に話せる関係が素敵」といった声が多く寄せられました。互いに表現者としてリスペクトを持ちながらも、家族として自然体でいられる兄妹の関係性は、多くの人の心を和ませています。
姉:松本紀保
引用元:オリコンニュース
松本紀保(まつもと きお)さん(本名:川原紀保子)は、1971年10月15日生まれで、女優・演出助手として活躍しています。
1994年に舞台デビューし、TPTや椿組、劇団チョコレートケーキなど数々の舞台で活躍しています。2013年には『治天ノ君』で読売演劇大賞・優秀女優賞を受賞し、翌年には自身プロデュースの『海と日傘』も上演しました。テレビでは『明日を抱きしめて』『信長の棺』『警視庁捜査一課9係』などに出演していいます。
映画『四月物語』やドキュメンタリー番組のナレーションなども担当しています。2012年には俳優・川原和久さんと結婚。家族との共演や演出助手の経験もあり、伝統と現代の両面で表現を追求する実力派女優です。
紀保さんは、悩んだとき母の次に相談する相手が松たか子さんだと語っています。特に芸能界に入ってからは、姉妹で話す機会も増えたそうで、家族として甘える部分もありつつ、常に冷静に自分を見つめ弱音を吐かない妹の姿に、紀保さんは「本当にすごい」と尊敬の気持ちを抱いていると明かしています。姉妹の信頼関係の深さが感じられる温かなエピソードですね。
松たか子さんの学歴・経歴
松たか子さんの幼少期は、兄・松本幸四郎さん(当時は市川染五郎)と一緒に「歌舞伎ごっこ」に夢中になっていたそうです。兄が演出家のように役割を決め、松たか子さんは「斬られ役」を担当し、よく斬られていたと笑いながら語っています。では早速学歴を見ていきましょう。
- 小学:白百合学園小学校
- 中学:白百合学園中学校
- 高校:白百合学園高等学校(芸能活動のため中退)
堀越高等学校(転校、卒業) - 大学:亜細亜大学 経営学部(中退)
松たか子さんは、東京都にある名門女子校・白百合学園で、幼稚園から高校まで一貫して学びました。しかし、芸能活動が本格化する中で、芸能活動が禁止されていた白百合学園高等学校を中退し、芸能活動に理解のある堀越高等学校へ転校しました。堀越高校では、同級生に浜崎あゆみさんなどが在籍していました。
高校卒業後は、亜細亜大学経営学部に進学しましたが、芸能活動が多忙を極めたため、大学にはほとんど通学できず、中退しています。大学1年生だった1996年には、テレビドラマ『ロングバケーション』に出演し、女優としてブレイクしました。
また芸能活動の経歴は以下になります
- 歌舞伎座『人情噺文七元結』にて初舞台を踏む(1993年)
- NHK大河ドラマ『花の乱』でテレビドラマ初出演(1994年)
- フジテレビ系ドラマ『ロングバケーション』で広く知られるようになる(1996年)
2001年にはドラマ『HERO』で木村拓哉さんと共演し、高視聴率を記録しました。2009年には映画『ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜』で主演を務め、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞、松たか子さんの繊細な表情や、沈黙の中に感情を込める表現力が評価されました。
また、2014年にディズニー映画『アナと雪の女王』で主人公エルサの日本語吹き替えを担当し、主題歌「Let It Go〜ありのままで〜」を歌唱して多くのファンに感動を与えました。彼女の歌声は、キャラクターの感情を深く表現し、作品の魅力を引き立てています。

松たか子さんは「Let It Go〜ありのままで〜」には娘さんとの苦いエピソードがあるみたいだね!

「アナ雪」のエルサ役を演じていたことを話していなかったそうで、母がエルサだと知った娘さんが、お風呂で主題歌をリクエスト!松さんは熱唱するも「ちょっと違う…」と反応されたそうです。
【画像】松たか子の兄姉との関係は?現在の活動は?
松たか子の兄姉との関係は?
引用元:オリコンニュース、オリコンニュース
松たか子さんと兄・十代目松本幸四郎さんは、芸に生きる仲間のような深い絆があります。松たか子さんが10代の頃、兄の舞台を見て「自分も舞台に立ちたい」と感じ、女優を志すきっかけとなったそうです。舞台の道に進む際には、兄から「お前が選んだ道なら責任を持て」と励まされ、共演した『ラ・マンチャの男』では父と兄との共演に誇りを抱いたと語っています。
姉・松本紀保さんとは歳も近く、幼少期はよく遊び合う仲でした。舞台女優として活動する紀保さんとは表立った共演は少ないものの、お互いの公演を観に行き、感想を伝え合う関係です。紀保さんが結婚した際、たか子さんは「姉の幸せが自分のことのようにうれしい」と語るなど、家族として深い愛情と敬意を抱き続けています。
松たか子の現在の活動は?
引用元:映画ファーストキス公式X
松たか子さんは現在、個人事務所「スイングバイ」に所属し、多方面で活躍を続けています。2025年には2本の映画に出演。そのうちの一本『ファーストキス』では、事故で夫を亡くし、恋に臆病で不器用な女性を主演として演じました。
自身と重なる部分を感じながら自然体での演技を心がけたそうで、台詞だけでなく、目線や沈黙の“間”で感情を伝えることにこだわり、監督とも相談しながら繊細な表現に挑戦しました。芸歴を重ねても役作りを怠らないその姿勢が、一層観客を魅了する要因の一つになっているのかも知れません。
また、2025年7月スタート予定の大石静さん脚本のドラマ『しあわせな結婚』ではヒロインを務めます。人を惹きつける不思議な魅力を持つ美術教師・ネルラを演じ、独身主義の男性に結婚を決意させる役どころです。松さんは「大石さんが“チャレンジ役”と言うならやりがいがある」と意欲を語り、新たな境地を切り開いた作品となりました。
現在はNHKのドキュメンタリー番組『新日本風土記』『もういちど、日本』にもナレーションで出演中しており、視聴者から高く評価されています。
自然体で幅広い役を演じ分ける演技力と表現力は、共演者や観客からも支持され、今後の活躍にも期待が集まっています。
松たか子のプロフィール・SNS
引用元:クランクイン
プロフィール
- 名前:松たか子(まつたかこ)
- 本名: 佐橋隆子
- 生年月日:1977年6月10日
- 年齢:48歳(2025年6月現在)
- 出身地:東京都
- 血液型:A型
- 趣味:映画、舞台鑑賞
- 特技:ピアノ
- 所属事務所:スイングバイ
SNS
- オフィシャルサイト URL:https://www.matsutakako.jp/


松たか子さんのピアノを習い始めたきっかけって何なのかな?

松たか子さんは芸能一家に育ち、音楽や芸術が身近にある環境だったことがきっかけで、幼少期に自然とピアノに興味を持ち、楽しみながら親しんでいたようですね!この経験が歌手活動や作曲にも生かされていますね!